ファーボ株式会社 ~新規サービスの企画・開発のアドバイザー集団 ~

ファーボ株式会社 ~新規サービスの企画・開発のアドバイザー集団 ~

2014年9月24日
新規サービスの企画・開発を支援するファーボ株式会社。発想しやすい状態に着目したユニークな企業研修も提供するファーボ社について代表取締役の伊藤満さんに伺います。       - 本日はお忙しい中お時間いただきましてありがとうございます。 伊藤: こちらこそ、このような機会をいただきありがとうございます。   - さて、早速ですがファーボ株式会社について簡単にご紹介いただけますでしょうか。 伊藤: はい、ファーボ株式会社は震災直後の2011年4月に設立しました。「新規サービスの企画・開発」アドバイザー集団で、フェローを合わせて6名の小さな会社です。   - 新規サービスの企画・開発、ということですが、具体的にはどのようなことを実施されているのですか? 伊藤: はい、ファウンダーの私と加古は、10年以上 IT業界におりまして、それぞれ技術、マーケティング、営業、マーケティング畑を歩んできました。ファーボを立ち上げる前に2人がいたのがベンチャー企業で開発以外のことは何でもやっておりましたので、その延 長線上で、今はお客様の新規サービスの企画・開発のお手伝いを実施しております。と言っても、いまやサービスを立ち上げるのに IT、特に Web は必ず必要になりますので、Web プロモーションを中心にお手伝いさせていただいております。   Fabo のお仕事   - Web プロモーションのお仕事を詳しくお聞かせください? 伊藤: そうですね。例えばSI 会社様の製品プロモーション用の Web プロモーションをご支援しています。毎週お客様先にお伺いしながら、アドバイスさせていただいたり、実際のコンテンツ作りなどの作業もしたりしています。企画立案、運用、管理まで幅広くお手伝いしています。また、自社サービスとして「腰痛法人ギックリー」というぎっくり腰経験者をとことん救う情報提供サービスも展開しています。   - 腰痛法人ギックリーですか、面白いネーミングのサイトですね。何がきっかけでこのようなサービスを立ちあげられたのですか? 伊藤: 私と加古の共通する悩みとしてぎっくり腰があります。1年に2、3回ここぞという時にぎっくり腰になっていたのですが、何とかならないのかと思い自らサービスを立ち上げようとなったのが、このサイトです。今では月間数万アクセスをいただいています。一度 Google で「ぎっくり腰」と検索していただければお分かりになりますが、検索結果の1位か2位に弊社のサービスが来ると思います。   - SI会社の製品サイトから自社サービスサイトまで手がけていらっしゃるようですが、Web プロモーションに関して御社の特徴をお聞かせください。 伊藤: はい、Web プロモーションと言っても単に Web サイトを構築するだけでなく、そのコンテンツに深く関わっていきます。具体的には、現状把握、ゴール設定、ゴールに到達するための作戦立案、そして実施支援として Web を構築します。 Web 構築後もコンテンツ作成などのサポートも提供します。   - 通常ですと Web 構築までがお仕事の場合が多いようですが、御社はコンテンツの作成指南まで実施されているのですね? 伊藤: はい、Web プロモーションの中で SEO の最適化が一つのファクターになりますが、パンダアップデート以降、いわゆる SEO テクニックは通用しにくくなり、本来の「良いオリジナルコンテンツを提供する」ことがより重要となりました。しかし、何をコンテンツとして提供いて良いのかわからないというお客様も多く、コンテンツのアイデア出しのための会議やメンバーへの共有のための会議などもサービスとして実施しています。   本物のブレーンストーミング   - 会議と言えば、面白い会議手法を提供されていますよね? 伊藤: そうなんです。弊社では、ビジネス・リアクション研修というビジネス研修を提供しています。これはインプロ(improvisation の略、即興の意味)という即興演劇の教育手法を取り入れたビジネス研修なのですが、このインプロがスタンフォード大学等で実施されているブレーンストーミングにも取り入れていまして、インプロ+ブレストの組み合わせで、よりフラットな関係で、創造性豊かにアイデア出しを行う会議サービスを提供しています。   - 普通のブレーンストーミングと何が違うのですか? 伊藤: ブレストには結論を出さない、自由な意見を歓迎するなど、基本ルールがあります。しかし、いきなり会社で実施するとなると、いつもの会議のように面白いアイデアを出したとしても「それは予算が無いからできない」となってしまい、ブレストが上手く進みません。実はスタンフォード大学では、インプロのクラスが1年中開講しており、ブレストを実施する前にインプロゲームをやったり、クラスを受けたりした後にブレストをやるため、よりブレストを実施する素地が出来上がっているのです。よく、ブレストは意味が無いとか、上手く行かないとかブレスト自体を否定する記事や研究を見かけますが、残念ながら当たっている部分もあります。しかし、問題の多くはこの準備ができていないことに起因していると考えています。   - なるほど、確かに報告中心の会議から急にブレストと言われても、簡単には良いアイデアが出ないですよね。 伊藤: そうですね。アイデアが無いのではなくて、アイデアの出し方がわからない、また、言っても良い・悪いを判断してしまうのです。検閲と呼んでいますが、いわゆる「正しい会社」の方々は、検閲ばかりしていて、いざというときにアイデアを出す方法を知らなかったり、他の人の意見を否定的にしかとらえられなかったりしまいがちです。ここで、ブレストにも普段からの準備と準備体操が必要なのです。この辺りに焦点を当てたのがこの研修です。   ユニークな人事制度   - アイデアの出し方やその準備に焦点を当てられているのは面白いですね。研修の今後にも期待しています。さて、お話は変わりますが、御社のブログで拝見したのですが、面白い人事制度を取られているようですね。 伊藤: 人事制度というほど立派なものではないのですが、フェロー制度というものを持っています。まぁ、聞こえは良いのですが、弊社は、まだまだ多くの社員を抱えることもできませんし、優秀な方を自社だけにとどめておくことも難しいのが正直なところです。そこで、対外的にも緩やかな仕事のつながりを持てないかと思い、フェロー制度を作りました。各分野のプロフェッショナルで Fabo の活動に賛同してくれる仲間を弊社のフェローに就任してもらっています。プロジェクト毎に仕事に参加してもらったり、定例会議に参加してもらったりしています。   - なるほど、緩やかな仕事上のつながりと言うのが面白いですね。フェロー制度を作られて何か効果はありましたか。 伊藤: そうですね。フェロー制度を作るまでは、単純に友人、仕事の発注側、受注側、もしくはその予備群という関係だけでした。しかし、緩やかなフェローという関係でも Fabo の一員という風に思って頂いているので、明らかに会社を意識した、動きや意見をいただけるようになりました。最近では、フェローの方が社員より人数が多いので、彼等の意見が強いです(笑)。   - そうですよね。いくら緩くても帰属意識が芽生えるというこですよね。 伊藤: そうですね。制度を作ってみて分かったことですが、より客観的に Fabo を見てくれているように思います。上下というよりもよりフラットな目線でアドバイスがもらえるのは本当にありがたいですね。単純な発注側、受注側といった関係性では生まれにくいでしょうね。   Fabo が求める人材像   - 御社は研修事業もやられていますが、求める人材像という観点からはいかがでしょうか。 伊藤: 機嫌良く働いてくれる方ですかね。最近、研修事業も働く方のパフォーマンスということに重点を置きつつあります。オフィスワーカーもトップアスリートのように日々のパフォーマンスを考えて働くべきだという考えです。自身のパフォーマンスもそうですが、チームのパフォーマンスという意味でも機嫌よく働くことは重要です。モチベーションも上がりますし、周りにも良い影響を与えます。   - 確かに機嫌よく働くって大事ですね。 伊藤: はい、そんな状態をどのように上手く作っていくか、を新しい研修のテーマにしようと思っています。   - 最後になりますが、今後の Fabo 社の抱負をお聞かせください。 伊藤: Web プロモーションは、Web だけに留まらず、良質なコンテンツを豊富にする工夫と更にリアルビジネスへの貢献できるようサービス内容を充実していきたいと思います。また、研修事業は、更にインプロをより取り入れやすいように応用して、オフィスワーカーが良いパフォーマンスで働くことができるような状態に持っていけるようにしたいと思います。   - 本日はありがとうございました。 伊藤: こちらこそありがとうございました。