#進化を続ける変化に強いソフトウェア設計研修
「生産性を上げる哲学が詰まっている」
日揮グローバル株式会社


『進化を続ける変化に強いソフトウェア設計研修』 受講者インタビュー
社内のDX推進を担う部門の皆様に、「進化を続ける変化に強いソフトウェア設計研修」を受講いただきました。研修を通じて得られた学びや実際の業務における変化について、若手開発者から開発チームリーダー、プロダクトマネージャーまで、さまざまな立場の受講者の方々にお話を伺いました。
研修前には、それぞれ以下のような課題を抱えていらっしゃいました。
「ドメイン駆動設計(DDD)は知っていたが、具体的に何をすれば良いか分からない」
「システム全体を見渡す設計のバランス感覚に自信が持てない」
「ベンダーが開発したシステムを適切に評価できる知見が不足している」
「メンテナンス性や可読性の高いコードとはどういうものか、ゴール設定を学びたい」
「チーム全体で知識や認識が統一されておらず、実際のプロダクトに定着しない」
これらの課題に対して、研修がどのような変化をもたらしたのか、具体的な成果とともにご紹介します。
今回の研修で特に印象に残っていることや、得られた学びについてはいかがでしたか?
「まず上流のドメインをしっかり固めることの重要性を改めて認識」
ドメインをリストアップし、グルーピングや関連付けを行ったホワイトボードでのワークが印象的でした。担当範囲だけでなく会社全体を俯瞰し、大きな括りでドメインを捉える必要性や、視点で切り口が変わることを実感しました。UIから考えるのではなく、まず上流のドメインを固める重要性も改めて認識しました。
ソフトウェアアーキテクチャのベストプラクティスに加え、顧客の難しい要求をクラス図に落とし込むワークで、日々いかに複雑な要求を形にしているかを再認識し勇気づけられたのが印象的でした。
「業務を分析し、システムの要求に落とし込む『型』を実践的に経験」
ER図中心だった自分にとって、クラス図を開発者間のコミュニケーションやシステム理解に活用する視点は新鮮で、ぜひ実践したいと思いました。図にすることで業務知識も整理でき、深く考えさせられる有意義なものでした。
何より、経験豊富な講師が多くの質問に的確で納得感のある回答をくださり、進むべき方向がクリアになったのがありがたかったです。業務を分析しシステム要求に落とし込む「型」を実践的に経験できたのも大きな収穫でした。
「戦略的視点を取り入れた実践的なプロセスを、チームで経験できたのは有意義」
皆でホワイトボードを囲み、自分たちの業務におけるドメイン層やサービスを議論したワークショップが印象的でした。業務プロセスの形式知化の重要性と難しさを学べたのが大きな収穫でした。
演習でのコンテキストマップ作成は、戦略的視点を取り入れた実践的なプロセスを明確な手法でチームと進められ、非常に有意義でした。多くの議論ができたことも良く、今後のシステム設計や要件定義に活かせそうです。
研修を終えて、ご自身の意識や実際の業務にどのような変化がありましたか?
「プログラミング以上に業務理解や効率化の視点が重要だと実感」
システム化の前に仕事のやり方を形式化し、データ蓄積のフローを明確にする重要性を実感し、自ユニットで仕事の流れの整備を始めました。システム開発では業務理解や効率化が重要で、AIの進化も踏まえ、非効率を見抜き提案できる力が自分の価値になると感じました。
「拡張性をより強く意識して実装するようになりました」
最近コードレビューの機会が増え、研修のおかげで設計の意図が以前より見えるようになったと感じています。将来の要求変化に備え、拡張性もより意識して実装するようになりました。
「開発ベンダーに対するシステムレビューでも有意義な気づき」
研修後、担当システムでDDDがどれくらい実践できているかをベンダーとレビューし、実践できていた部分と理由があってできていない部分が明確になり有意義な気づきがありました。ビヘイビア駆動型開発(BDD)とPlaywrightを組み合わせたテスト自動化の新しい試みも始めています。
「DDDを意識したコーディングを始めて、可読性やテストに効果を手応え」
研修後、早速DDDを意識したコーディングを始め、これまで不明確だったレイヤー構造をプロジェクトとして分け、責務に合った内容を書くよう心がけています。可読性が上がり、メソッドの適切な分割でユニットテストもしやすくなる手応えを感じています。
担当システムの開発ゴール設定において、研修で学んだドメイン知識をユースケースに落とし込み、システムに反映させる思考が以前より具体的になったと感じています。
コンテキストマップの活用やベストプラクティスの実践で、外部エンジニアが参加しやすい環境づくりへの意識も生まれました。
今後、この研修で得た学びをどのように発展させていきたいとお考えですか?
「部門全体に対して、DDDを適用することで内部品質を向上させたい」
今後はコンテキストマップやドキュメント整備など、ベストプラクティスに沿った情報共有を進め、外部エンジニアも参加しやすい環境を整え、チームの生産性や連携力を高めていきたいと考えています。
まずは担当サービスで手の届く範囲でDDDを実践し、納得感を持ってコーディングできるようになりたいです。その上で他の開発者にも知識や手法を広め、自部門システム全体の内部品質向上を導いていけたらと考えています。
最近、他のベンダーや他部門が開発するシステムに関わる機会が増えました。そうした様々なシステムにも研修で学んだアーキテクチャの知識を活かし、積極的に関与していきたいと考えています。
最後に、この研修をどのような方に勧めたいと思われますか?
「生産性を上げるための哲学が詰まっている」
システム設計や企画段階から関わる方にはぜひ受けてほしい研修です。直接コーディングをしない人でも、開発者の考えを知ることは企画を進める上で重要だと感じます。
ドメイン知識が豊富でシステムのレビューをする立場の方にも、実装レベルで日々コーディングする開発者にも、非常に有意義でおすすめの研修だと思います。
コードを書く人だけでなく、レビューや開発の指示を出す立場の方にもおすすめできる研修だと感じました。生産性を上げるための哲学が詰まっていると思います。
研修内容を上司に報告したところ、戦略的DDDなど技術寄り過ぎない部分に関心を持ってもらえ、次の研修や受講者拡大の話に発展しました。
創立 2019年(平成31年)4月8日
代表者 代表取締役 社長執行役員 山田 昇司
資本金 1,000百万円
本社所在地 〒220-6001 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1
事業内容 ・海外におけるエネルギー、産業インフラに係る各種プラント
・施設のEPC(設計・調達・建設)事業
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