Delphi All Stars
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1.3 Delphiの起動と終了
Delphiの起動と終了
Delphiを起動するにはスタートメニューから、「Embarcadero RAD Studio 10.2」→「Delphi 10.2」を
選択します。Windows7であればスタートメニューの検索ボックスから、Windows10であればColtanaから
「Delphi」と入力してEnterを押します。そうするとDelphiが起動する筈です。
初期起動画面ではテーマを選択できます。最近の流れでTokyoから、目に優しいとされるダーク調の外観が採用され、選択する事が出来る様になりました。これは後から変更する事も出来ます。
ツール→オプション→テーママネージャからライトかダークを選択する事が出来、カスタムで独自の設定も出来ます。
終了する場合は、タスクバーの×ボタンをクリックするか、ファイルメニューの「終了」をクリックします。プロジェクトを編集中だった場合、保存するかを聞いてくるので保存する必要があれば(何か作品を作っている途中であれば)、「はい」をクリックし、ファイル名を付けて保存します。既に一度保存されていれば上書き保存されます。
「ダーク」テーマを設定したところ
「ライト」テーマを設定したところ
Delphi統合開発環境
Delphiは統合開発環境(IDE)と呼ばれる膨大で潤沢な機能を惜しみなく詰め込んだ高機能な開発環境です。その機能の多くは、初めて触られる方や他の開発環境から移行した方には、余りに膨大だったり機能が全く異なったりで戸惑う事でしょう。しかし、Delphiに限らずEclipseやVisual Studio、その他のIDEを使い込んでいても、はじめからその全てを使いこなせる人は、そうそういないでしょう。問題は、如何に慣れ、如何に覚えるかです。
- 「ファイル」メニュー:
- 「編集」メニュー:
- 「検索」:
- 「表示」:
- 「リファクタリング」:
- 「プロジェクト」:
- 「実行」:
- 「コンポーネント」:
- 「ツール」:
- 「ウインドウ」:
- 「ヘルプ」:
プロジェクトやユニットの作成、追加、保存、終了等に使います。
フォーム上のコンポーネントや、ソースコードの編集作業時に使います。
ソースコードやファイルの検索の際に使います。
IDEの機能の表示/非表示を操作する時に使います。
リファクタリングに関する操作を行うときに使います。
プロジェクトの操作(プロジェクトへの追加/削除、コンパイル、ビルド等)の際に使います。
プロジェクトの実行やデバッグ、デバッグ操作の時に使います。
コンポーネントの作成や追加、インポート(機能の取込)等に使います。
IDEの機能を操作する時に使います。
レイアウトが「クラシックレイアウト」の時に、ウインドウを操作します。
ヘルプとライセンス管理、バージョン情報について表示します。
ツールパレット
ツールパレットには沢山のコンポーネントが登録されています。機能別に登録されており、コンポーネントをダブルクリックするか、ドラッグアンドドロップをしてフォームの任意の場所に配置し、外観を作っていきます。
ツールバー(スピードバー)
ツールバーには、メニューにある、頻繁に使用する機能が登録されています。
ツールバーのアイコンの上にマウスカーソルを移すと、簡単なツールチップヘルプが表示されます。
フォーム
アプリケーションを作成する上で土台となるフォーム(ウィンドウ)です。このフォーム上にコンポーネントを配置して、外観を設計していきます。このフォームと呼ばれるウインドウは、通常のウインドウと同じく、マウス操作でサイズを変更出来ます。また、フォームのプロパティを変更する事でダイアログ等のウインドウに変える事も出来ます。プロジェクトの新規作成時は、一つのまっさらなフォームが表示されます。フォームは、任意でプロジェクトに追加していくことが出来ます。なお、フォームは上部のタブをクリックして切り替える事が出来ます。
コードエディタ
プログラムのコードを記述するウインドウ。イベントハンドラと呼ばれる動作に対するイベントを作成(フォームやコンポーネントのダブルクリック、オブジェクトインスペクタと呼ばれるIDEの機能からの操作で作成できます)することで、自動的にコードエディタ(コードが表示されるウインドウ)が前面に表示される。フォーム同様、上部のタブをクリックして、ページ(ユニット)を切り替える事が出来る。ページ(ユニット)とウインドウ(フォーム)の切り替えは、IDE下部真ん中の「コード」/「デザイン」をクリックする事で、切り替える事が出来ます。
オブジェクトインスペクタ
コンポーネントやフォームのプロパティの設定、イベントハンドラの作成を行うウインドウ。
プロパティはコンポーネントの各プロパティにより、Bool(TrueかFalse)、文字列(String)や文章(List)、数値等、様々なタイプがある。入力方法は、そのタイプによって自動的に変化し、選択したり、入力したりと、プロパティによって変わってくる。