ソフトウェア品質管理

#ソフトウェアテスト・品質

ソフトウェア品質管理 バグ管理から評価指標・レビュー技法まで、データで品質を制御する

データで品質を管理し、リスクを早期に察知できる開発チームをつくる。

Overview

研修概要

ソフトウェア品質管理研修は、開発現場における「定量的な品質管理」と「レビュー技法」の習得を目標とした実践型研修です。バグの分類・許容範囲設定から、内部品質評価指標・品質の可視化手法まで、ソフトウェア品質管理に必要な知識とスキルを体系的に提供します。

バグ管理の基本・品質評価指標・内部品質評価・外部品質評価・セキュリティ評価・レビュー技法・品質の可視化を一気通貫で扱うことで、リリース後のバグ流出リスクを抑制し、「データに基づくリリース判断」を下せる開発体制を確立させます。

Issues

こんな課題を持つ企業におすすめ

ビジネス現場

  • テストでバグが出ていないのに、リリース後に品質トラブルが発生する。バグ許容範囲を定めず感覚でリリース判断をしている状態が続いている。
  • バグ修正が収束せず、1件直すたびに別の箇所で新たな問題が発生する。高結合・低凝集なコード構造や修正箇所の管理不足が根本原因となっている。
  • プロジェクト後半になると突然バグが大量発生してスケジュールとコストが超過するパターンが繰り返されており、リリース判断の根拠を持てていない。
  • 品質の良し悪しの判断が担当者の感覚に依存しており、チーム間・プロジェクト間で評価基準が統一されていない。
Goals

本研修の到達目標

For Engineers

開発現場

  • 1 バグの定量管理ができるようになります バグ密度・テストカバレッジ・レビュー指摘密度などの品質評価指標を定義・活用し、感覚に頼らないデータドリブンな品質管理を実践できるようになります。
  • 2 内部品質を設計視点で評価できるようになります 凝集度・結合度・コード複雑度・ファンイン/ファンアウトなどの内部品質指標を用いて、バグの温床となる設計上の問題を早期に特定・改善できるようになります。
  • 3 レビュー技法とデータ可視化を実務に適用できるようになります ウォークスルー・コードインスペクション・ピアレビューを適切に使い分けながら、散布図・PB曲線・パレートチャートでテスト進捗とリスクを可視化できるようになります。
For Organization

組織への期待効果

  • 1 バグ流出によるリリース後コストの抑制 「テストで出ないがリリース後に発覚する」バグを、定量指標と前工程レビューによって構造的に減らし、緊急対応にかかる予期せぬコストを抑制します。
  • 2 プロジェクト遅延リスクの早期察知と予測精度の向上 PB曲線とバグ密度データを活用してテスト進捗を可視化することで、スケジュール超過・コスト超過の兆候をプロジェクト後半前に捉え、リリース判断の精度を高めます。
  • 3 品質管理の属人化リスクの低減と組織標準化 バグ分類・許容範囲設定・評価指標を組織共通の「物差し」として定義することで、特定の担当者に依存しない品質管理プロセスを確立し、担当者交代時の引き継ぎコストを最小化します。
Features

本研修の特長

Feature 01

「定量品質管理」に踏み込んだ体系的カリキュラム

多くの品質研修がテスト技法や特定ツール操作に留まる中、本研修は過去データを用いた混入バグ数の推測・PB曲線によるテスト進捗の可視化・バグ許容範囲の設定まで、データを使って品質を「管理する」スキルを一気通貫で習得できます。

Feature 02

設計視点の内部品質評価指標をカバー

凝集度・結合度・コード複雑度・重複コード・モジュール化といった内部品質評価指標を体系的に扱います。バグが「なぜそこで多発するか」を設計レベルで理解し、問題の根本原因にアプローチできる力を養います。

Feature 03

エンジニアからPL・PMまで共通言語として使える内容

受講対象はテスト担当者に限りません。バグ分類・指標設定・レビュー技法・可視化手法はPL・PM・品質保証担当者が共通して活用できる知識です。チーム全体で品質を語る「共通の物差し」を組織に根付かせます。

Curriculum

研修カリキュラム

期間:2日間

日程 章・学習テーマ 学習内容・習得スキル
1日目 第1章:ソフトウェア品質管理の基本

プロセス品質・内部品質・外部品質・利用時の品質の全体像を学びます。バグ管理の基本原則(レベル分類・修正箇所管理・重度バグ優先対応)と品質管理実施原則(定量品質管理・前工程での品質作り込み)を習得します。バグの重要度分類(Critical・Major・Moderate・Minor)と許容範囲設定の手法を習得します。

第2章:品質評価指標の基本

バグ密度・テスト密度・リードタイム・変更リクエストレート・再作業・テストカバレッジ・顧客満足度の各評価指標の意味と計測方法を習得します。品質評価指標が「代替指標」である本質と、過去データを用いたバグ混入数推測の手法を学びます。

第3章:内部品質評価指標

ファンイン/ファンアウト・凝集度・結合度・コード複雑度(サイクロマティック複雑度・ハルステッド複雑度)・重複コード・モジュール化の各指標を習得します。SonarQube・CodeClimate・NDepend等の評価・検証ツールの活用方法を学びます。

第4章:外部品質評価指標

機能性・信頼性・使用性・効率性・変更容易性・移植性・スケーラビリティ・応答処理時間の各外部品質指標を習得します。パフォーマンステスト・ユーザビリティテスト・クロスブラウザテストの評価ツールと実施方法を学びます。

2日目 第5章:セキュリティ・脆弱性評価指標

内部品質・外部品質両方に影響するセキュリティの位置づけを理解します。作り込まれる脆弱性の種類(CSRF・バッファオーバーフロー・不適切な認証・セッション管理の欠陥)と、SAST・DAST・侵入テスト・コードレビュー・依存関係スキャンの評価方法を習得します。

第6章:品質評価技法

ウォークスルー・公式デザインレビュー・ソフトウェアインスペクション・コードインスペクション・ピアレビューの5つのレビュー技法を習得します。各技法の参加メンバー・進め方・特徴を理解し、状況に応じた使い分けができるようになります。

第7章:品質の視覚化と評価

散布図(スナップショット・トレンド分析)・PB曲線(テスト進捗の可視化・リリース判断支援)・パレートチャート(バグ原因別の優先順位付け)の3つの可視化手法を習得します。実際のプロジェクトデータを読み解き、品質リスクを早期に察知する力を養います。

研修内容のカスタマイズについて 本研修は御社の開発プロセス(ウォーターフォール・アジャイル・ハイブリッド)や使用する評価・検証ツールの種類に合わせて、カリキュラムの重点を調整することが可能です。また、特定の章のモジュール単位での実施にも対応しています。ぜひお気軽にご相談ください。
Environment

必要な受講環境と前提知識

受講環境

本研修は講義形式を中心に実施します。受講に必要な機材・環境は以下の通りです。

受講端末 Webブラウザが利用可能なPC(Windows / Mac どちらでも可)
インターネット接続 オンライン受講の場合は安定したネットワーク環境が必要
開催形式 集合研修(オンサイト)またはオンライン研修(Zoom等)に対応可能

前提知識

  • ソフトウェア開発経験:実務でのソフトウェア開発経験があることを前提としています。プログラミング未経験者が受講対象となる場合は、事前に担当者へご相談ください。
  • 基本的なプログラミング知識:第3章の内部品質評価指標(凝集度・結合度・コード複雑度等)の理解には、コードの読み書きに関する基礎知識が必要です。特定の言語の指定はありません。
  • 開発プロセスの基礎知識:要件定義・設計・実装・テストのソフトウェア開発工程の基本的な流れを理解していることが望ましいです。
Contact

お問い合わせ

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担当者より2営業日以内にご連絡いたします。

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